世界で愛されるロングセラー絵本 [外国人作家編]

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今回は、幼児から小学校に入学したばかりの子どもに向けて、海の向こうで生まれ、世代をこえて読みつがれてきた海外のロングセラー絵本を集めました。はじめての一冊にも親しみやすく、長く愛されてきた理由が感じられる作品ばかりです。世界中の子どもたちに楽しまれてきた定番のおはなしを、是非ゆっくり味わってみてください。

【あらすじ】
日曜日の朝、葉っぱの上の小さなたまごから、あおむしが生まれます。おなかをすかせたあおむしは、毎日いろいろな食べものを食べ、どんどん大きくなっていきます。たくさん食べて、ふとっちょになったあおむしは、やがてサナギになり、きれいなチョウへと姿を変えます。
『はらぺこあおむし』
エリック・カール/作
もりひさし/訳
出版社:偕成社
読み聞かせ時間:3.5分
出版年:1976.5
ISBN:978-4-03-328010-3

まずご紹介するのは、エリック・カールさんの名作『はらぺこあおむし』です。鮮やかな色づかいで描かれた世界は、見ているだけでも楽しく、子どもたちの色彩感覚をやさしく育んでくれます。さらに、ページにあいた穴を指でたどりながら読み進めるしかけも魅力のひとつ。あおむしが食べたものを、目と手の両方で感じることができます。数や曜日の流れにも自然とふれられる、はじめての絵本にもおすすめの一冊です。

【あらすじ】
兄弟がみんな大きな魚に食べられてしまい、1匹になってしまったスイミー。海の底を寂しく泳いでいましたが、たくさんの海の魅力的な生き物たちや場所を見つけ、やがて新しい仲間と出会います。大きな魚に食べられるのが怖くて、岩陰から出ることができない仲間たちのため、スイミーは考え、悩み、そしてあることを思いついて行動を始めます。仲間のために頑張る小さな黒い魚のおはなしです。
『スイミー』
レオ=レオニ/作
谷川俊太郎/訳
出版社:好学社
読み聞かせ時間:4分
出版年:1986.8
ISBN:978-4-7690-2001-1

教科書にも載っているレオ・レオ二さんが描く絵本です。レオレオニさんの美しい色彩の世界観で描かれる「仲間と協力する事の大切さ」「他者との違いを強みにする」など様々なテーマを感じられ、読み終わった後にはみんなでどう感じたか、どんな物語だったか話し合うのも楽しい1冊です。

【あらすじ】
おやつの時間にお母さんが焼いてくれたクッキーを楽しみにしていると「ピンポーン」と友だちがやってきます。一緒に食べようと分けていると、またまた「ピンポーン」と友だちがやってきて…。次々に友だちがやってくるたびに、1人分のクッキーはどんどん少なくなっていきます。果たしてクッキーはみんなの分まで足りるのでしょうか。おやつの時間にもピッタリの1冊です。
『おまたせクッキー』
パット=ハッチンス/作
乾侑美子/訳
出版社:偕成社
出版年:1987.8
ISBN:978-4-03-202400-5

パット=ハッチンスさんによる、ユーモアたっぷりの楽しい絵本です。おやつの時間という子どもたちに身近な場面の中で、友だちが次々と増えていくたびに、クッキーの分け前が少なくなっていきます。そのくり返しの展開が聞いていて心地よく、思わず笑ってしまいます。人数が増えると1人分が減るという、ちょっとした“数のおもしろさ”も感じられるので、自分で読める年齢の子どもにもおすすめです。

【あらすじ】
夜の暗闇に浮かぶ、黒い三つの帽子。
ラッパ銃にコショウふきつけ、赤くて大きなまさかりを持った怖い三人組の泥棒です。
今夜も馬車を止め、お宝を探していた三人組でしたが、馬車の中にいたのは、身寄りのない女の子のティファニーちゃんだけでした。
しかたなくティファニーちゃんを連れて帰った三人組は、彼女の「集めたお宝をどうするの?」というひと言に、帽子を突き合わせて考え込みます。
そして三人組は、自分たちのお宝の本当の使い道を見つけていきます。
『すてきな三にんぐみ』
トミー・アンゲラー /作
今江 祥智/訳
出版社:偕成社
読み聞かせ時間:4.5分
出版年:1969.12
ISBN:978-4-03327-020-3

この絵本は怖い泥棒三人組のおはなしです。
黒い服装に鋭い目つきの三人組の泥棒たち、暗い夜の背景に最初は「なんだか怖そう」と感じるかもしれません。
ですが物語が進み、ティファニーちゃんのひと言をきっかけに、泥棒たちは自分たちが集めてきた宝物の意味を考え始めます。
それまで“奪うこと”しか知らず、宝物の使い道さえ考えたことのなかった三人組。
そんな彼らに訪れる小さな変化が、ページをめくるたびに少しずつ心をあたたかくしてくれます。
そしてその変化はとても静かだからこそ、読み終わったあとにも深く心に残ります。
黒いマントに黒い帽子、不気味な夜の風景など、少しこわい雰囲気で始まる物語ですが、とても優しい終わり方で、その対比がとても印象的で、読み終わった後に、長く読み継がれてきた理由を静かに感じさせてくれる絵本です。

【あらすじ】
ある日「びっくりパーティー」に招待されたネッドくんは大喜び。ですが残念、パーティー会場はとても遠い田舎でやるそうです。友達が飛行機を貸してくれたので、ネッドくんは早速パーティーに出かけていきます。ですが大変、ネッドくんの乗った飛行機が途中、突然爆発してしまいます。果たしてネッドくんは無事にパーティーに参加できるのでしょうか。ページをめくる度に繰り広げられる、怒涛の展開が魅力的な絵本です。
『よかったねネッドくん』
レミー・シャーリップ/作
八木田宜子/訳
出版社:偕成社
読み聞かせ時間:3分
出版年:1997.11
ISBN:978-4-03-201430-3

ページをめくる度に「よかった」と「でも、たいへん」が繰り返され、リズムよく楽しむことができるおはなしです。「よかった」のシーンはカラフルに、「でも、たいへん」のシーンでは白黒に描かれ、色の対比が視覚的にもわかりやすいので、予想外の出来事に子どもたちと一緒にページをめくる時間がより楽しくなる1冊です。

【あらすじ】
川のそばに住むガンピーさんは、小さなふねを1そう持っています。ある天気のよい日、ふねに乗って出かけると、子どもたちが「いっしょにのせて」と声をかけてきます。「けんかをしないこと」などの約束をして、ふねは出発。進むうちに、うさぎやねこ、いぬなど、さまざまな動物たちも次々と乗り込んできます。にぎやかになっていくふねの上で、みんなは楽しく過ごしますが……。シンプルなお話の中に、約束や関わりの大切さがやさしく描かれているおはなしです。
『ガンピーさんのふなあそび』新版
ジョン・バーニンガム/作
みつよしなつや/訳
出版社:ほるぷ出版
読み聞かせ時間:4.5分
出版年:2020.2
ISBN:978-4-593-10182-5

「つれていって」「いいとも」と交わされるやりとりには、ガンピーさんの穏やかな人柄があらわれています。ジョン・バーニンガムさんによる、やさしくゆったりとした絵の雰囲気ともよく合い、ページをめくるごとに、静かであたたかな時間が広がっていきます。くり返しの言葉も心地よく、落ち着いた気持ちで物語にひたりたいときに、そっと手に取りたくなる1冊です。

【あらすじ】
ピンク色の不思議な生き物バーバパパは、フランソワの家の庭から生まれました。 はじめは驚いたフランソワでしたが、二人はすぐに仲良くなりました。ですが大きな体のバーバパパは家で一緒に暮らすことができず、動物園へいくことに。檻の中での毎日は退屈です。そこでバーバパパは自分の姿を変えて、ほかの動物たちと遊ぼうと檻の外へ出ていきます。 世界で愛されるピンク色の不思議な生き物「バーバパパ」のはじまりのおはなしです。
『おばけのバーバパパ』
アネット・チゾン/作
タラス・テイラー/作
山下明生/訳
出版社:偕成社
読み聞かせ時間:3.5分
出版年:1972.6
ISBN:978-4-03-202130-1

ある日、フランソワの家の庭から急に生まれたバーバパパは、その大きな体のために動物園で暮らすことになります。動物園での日々は、どこか退屈でさみしそうです。仲良くなったフランソワと離れてしまったことや、同じ姿の仲間がいないことも、その気持ちにつながっているのかもしれません。友だちをつくろうと、形を変えてさまざまな動物に近づきますが、なかなか思うようにはいきません。それでも、やさしい心で自分にしかできない方法で人を助けていくうちに、少しずつ周りの人たちの見る目が変わっていきます。そうして少しずつ見つかっていくバーバパパの居場所は、バーバパパだけでなく、読む子どもたちにも自分らしさの大切さをやさしく伝えてくれます。

【あらすじ】
ラチはとても弱虫な男の子。イヌを見れば逃げ出し、暗いところには入れず、友だちのことさえこわく感じてしまいます。けれど、ラチにはひとつだけ大好きであこがれているものがありました。それは強いライオンの絵です。
そんなある朝、ラチが目を覚ますと、小さな赤いライオンが現れます。はじめはその小ささに思わず笑ってしまうラチでしたが、ライオンは驚くほど強く、ラチに「強くなる方法」を教えてくれます。
世界一弱虫だった男の子が、小さなライオンと出会い、少しずつ成長していく姿を描いた物語です。
『ラチとらいおん』
マーク・ベロニカ/作
とくなが やすもと/訳
出版社:福音館書店
読み聞かせ時間:8分
出版年:1965.7
ISBN:978-4-8340-0045-0

自分でも「弱虫だ」と思っているラチは、こわいものから逃げてばかりで、「飛行士になる夢」にも自信が持てずにいました。
そんなラチの前に現れたのは、小さくて赤いライオン。見た目はかわいらしいのに、とても強いそのライオンといっしょに、ラチは少しずつ「こわいもの」に向き合う練習をはじめます。
イヌや暗闇など、これまで避けてきたものに、一歩ずつ立ち向かっていくラチ。小さな一歩を重ねながら、自分の中に芽生えた「強さ」に気が付いていくその姿が、読んでいる子どもたちの背中をそっと押してくれ、できなかったことが少しずつできるようになる喜びを教えてくれます。
子どもが自分の力で一歩踏み出す、そんな前向きな気持ちを感じさせてくれる1冊です。
ぜひ子どもといっしょに、ラチの成長を見守ってみてください。

【あらすじ】
セイヤーくんと暮らすゼンマイ仕掛けのおもちゃのクマ、ビーディーくんは、かくれんぼをしたり布団で眠ったりと、あたたかな毎日を過ごしていました。ある日、ビーディーくんがひとりで本を読んでいると「クマは洞穴に住む」と知り、本当のクマのように暮らしてみようと家を出ます。洞穴での生活を始めてみますが、なにか足りない気持ちになり、やがて、自分にとって大切なものに気づいていきます。読み終わったあと、心がそっとあたたまる物語です。
『くまのビーディーくん』
ドン=フリーマン/作
松岡享子/訳
出版社:偕成社
読み聞かせ時間:7分
出版年:1998.4
ISBN:978-4-03-202230-8

「クマは洞穴に住む」と知ったビーディーくんは、自分もそうしてみようと、洞穴での暮らしを始めます。けれど、どんなに工夫を重ねても、心の中のさみしさはなかなか埋まりません。
そんなビーディーくんの姿から、「なぜ何か足りないと感じるのだろう」と自然に考え、「ビーディーくんに必要なもの」や「本当に大切なもの」について、やさしく思いを巡らせることができます。
そして、迎えに来てくれたセイヤーくんとのやりとりを通して、だれかといっしょにいることのあたたかさが伝わってきます。友だちや家族の存在、安心して過ごせる居場所の大切さを、そっと教えてくれるおはなしです。

【あらすじ】
お隣のスプロケットおばさんは、不思議なおばさんです。コートにはたくさんのたくさんのポケットがついていて、そこからは色々なものが出てきます。ネズミが出てきたり、チーズが出てきたり、他にもハンカチや傘まで!
次はどんなものがでてくるのでしょうか。スプロケットおばさんのポケットの秘密を楽しめるおはなしです。
『スプロケットおばさんのポケット』
クエンティン・ブレイク/作
谷川俊太郎/訳
出版社:好学社
読み聞かせ時間:2.5分
出版年:2012.7
ISBN:978-4-7690-2213-8

スプロケットおばさんは、たくさんのポケットを持つ、ちょっと風変わりな人物です。ネズミやチーズなど、ページをめくる度に現れる品々に、子どもも大人も驚きとワクワクの連続です。「次のポケットからは何がでてくる?」「自分ならどんなポケットを想像する」といった会話が広がり、子どもたちと一緒に考え、楽しみながら読むことができます。コミュニケーションにもつなげやすい、次々と飛び出す魅力的なポケットの楽しさをぜひ味わってください。

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