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内容紹介
100万回生きて、大切なものと出会ったネコのおはなし。
その立派なトラネコは100万回も生きていました。
ある時は王様のネコ、またある時は海賊のネコ、さらにサーカスのネコとしても生きました。
そしてある時、ネコは誰の飼いネコでもないノラネコになります。
その後、1匹の美しい白いネコと出会い・・・
大切な誰かと出会うことの尊さを教えてくれるおはなしです。
おすすめポイント
泣ける絵本としても有名な『100万回生きたねこ』。
主人公のネコは、タイトル通り100万回も生き、そしてそのたびに死んでいきました。
様々な飼い主の元で多くの生き方を体験したネコですが、100万1回目の人生ではノラネコとして生まれ、誰のネコでもない、自分自身の意思で自由に生きることを選びます。
そして、自分以外の自分と同じくらい大切なネコとの出会います。
きっとそのネコに出会うまでのネコは、生きている意味も感じられず、本当の意味で生きていなかったのでしょう。
そして、100万1回目の人生でついに大切な存在と出会い、本当の意味で生きることができたからこそ、その後は生き返らなかったのではないかと思います。
皆さんはこの絵本を読み終えたとき、おはなしを聞き終えたとき、どのような感情が湧いてくるのでしょうか。
悲しみと共に心に残る深い読後感を感じながら、このトラネコについて是非、考えてみてください。
本の情報
『100万回生きたねこ』
佐野 洋子 作・絵
出版社:講談社
発行:1977.10
対象年齢:3歳から
読み聞かせ時間:9分
ISBN:978-4-06-127274-3
種類:物語絵本・大人向け絵本