『そらまめくんのベッド』

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内容紹介

そらまめくんの宝物は、フワフワで柔らかい自慢のベッドです。えだまめくんやグリーンピースの兄弟など、他の豆たちに「ベッドを使わせてほしい」とお願いされますが、自分の宝物だからと頑なに使わせません。
そんなある日、そらまめくんがベッドの元へ戻ると、なんといつもの場所にベッドがありません。慌てて周りを探したり、他の豆たちに聞きに行きますがみんな「知らない」と言うばかりでベッドは全然見つかりません。
果たしてそらまめくんの宝物のベッドは見つかるのでしょうか?

おすすめポイント

「自分の大切なものを他の人に貸したくない」という誰しも思ったことがある気持ちについて触れられるロングセラー絵本です。
始めは他の豆たちに断るときにも意地悪く断ったりしていたそらまめくんでしたが、自分の宝物のベッドがなくなって眠る場所がなくなってしまったとき、他の豆たちの優しさに触れ、考え方が少しづつ変化していきます。
自分にとって大切な宝物やお気に入りの物は「他の人に貸すのはなんか嫌だ」「もし壊されたりしたらどうしよう」などとモヤっとした感情が芽生えがちです。特に子どもにとっては公園で遊んでいるときや保育園や幼稚園で一緒に友だちと遊んでいるときにもこのように思って、つい意地悪をしてしまうことも多いでしょう。
そんな時、自分だったらどうするのか?どんな風に話すのか?この本を読むと、そのことについて考えるキッカケになります。
色々な友だちと出会う機会の増えてくる年頃の子どもたちに是非読んであげたい1冊です。

本の情報

『そらまめくんのベッド』
なかや みわ 作・絵
出版社:福音館書店
対象年齢:3歳~
ISBN:978-4-8340-1629-1
読み聞かせ時間:6分

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