『アリのかぞく』

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内容紹介

春の公園で1匹のアリが土を掘っています。クロオオアリの女王アリが巣を作っているのです。
地面に最初の部屋を作ると女王アリはタマゴを産みました。クロオオアリのタマゴは自分の力だけではタマゴの殻も破れないため、女王アリは何も餌を食べず、巣を出ずにタマゴの世話を続けます。やがて成長して働きアリになるとアリたちは餌を探しに巣から出ていきます。
公園や庭でもよく目にする身近な「アリ」について描かれた春にピッタリの知識絵本です。

おすすめポイント

この絵本では、普段見ることができない土の中にあるアリの巣を覗くことができます。
ページやはなしが進むにつれ、1つの部屋だけだった巣から左右に大きく広がり、部屋もドンドン増えていく様子が見られるため、子どものアリに対する興味や見えない場所はどうなっているのか関心・好奇心をくすぐります。
1匹の女王アリから始まるこの大家族は、各々の身体は小さくても、1つの巣と言う社会の中で互いに役割を持って生活しており、その様子からはアリたちの力強さやたくましさを感じることができます。

本の情報

『アリのかぞく』
島田 拓 文 / 大島 加奈子 絵
出版社:福音館書店
発行:2022.4
対象年齢:3歳から
読み聞かせ時間:4分
ISBN:978-4-8340-8655-3

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