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内容紹介
ある森に1匹のクマが住んでいました。クマはご飯を食べるときも、夜眠るときもいつもひとりぼっちでした。
そんなクマの元へ1匹のウサギがやってきます。いつも1匹だったクマは誰かと一緒にいる喜びや楽しさを知りますが、ウサギはいつもニコニコしているだけで何も言いません。ある日、クマはウサギが自分の事をどんな風に思っているのか堪らなく心配になってしまい、遂に大きな声で怒鳴ってしまいます。
そこにある当たり前の幸せに気が付かせてくれる、優しいおはなしです。
おすすめポイント
いつも一緒にいると、それがありがたいことだと忘れてしまったり、気が付きにくくなってしまいます。
「いつも一緒だから相手も同じ気持ちだろう」「感謝していることを言葉に出さなくても伝わっているだろう」など親しいからこそ相手の感情に甘えてしまってついつい、言葉にして伝えるのを忘れてしまうこともあるでしょう。
おはなしに登場するクマやウサギも「気持ちの伝える難しさや上手く伝わらないもどかしく」怒鳴ってしまう、相手に甘えてしまい「自分の事をキチンと相手に伝えわすれて」しまうといったすれ違いが起きてしまいます。
このおはなしを聞く子どもたちも、自分の感情や気持ちをしっかりと捉えられず、園や学校の友だちとケンカしてしまうこともあるかもしれません。この絵本を読んで、少しでも「自分の気持ちを相手にきちんと伝える大切さ」を感じ、友だちなど親しい人たちと長く楽しく過ごすための考え方や過ごし方に気が付いて行動できるようになるといいなと思います。
また大人も、この絵本を読んで何か感じる人もいるでしょう。
自分の親や子ども、一緒に暮らす大切な人たちに改めて日ごろの感謝の気持ちを伝えたくなる1冊です。
本の情報
『いつもいっしょに』
こんの ひとみ 作 / いもと ようこ 絵
出版社:金の星社
発行:2008.2
対象年齢:3歳から
読み聞かせ時間:4分
ISBN:978-4-323-01374-9
種類:物語絵本・大人絵本