『ルラルさんのたきび』

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内容紹介

料理の得意なルラルさんはキャンプに行こうと思っていました。ですがルラルさんは、料理で大切なたき火での火加減がわかりません。
なのでルラルさんはキャンプに行く前に、たき火を試してみることにしました。
『ルラルさん』シリーズ、今回はゴールデンウィークや夏休みのキャンプにピッタリなたき火のおはなしです。

おすすめポイント

夏の行楽イベントにピッタリ、キャンプの定番ともいえる「たき火」についてのおはなしです。
キャンプで料理をするための火加減を練習するルラルさんでしたが、たき火は普段料理をするのと勝手が違いました。火が弱すぎたり、逆に強くなりすぎて”もくもく”とページ一面、煙に覆われたりとハプニングが起こります。

たくさんの動物たちと協力してやっと程よい炎に調整できた「たき火」を見ているとだんだんと心の中から「かいじゅう の かんじょう」が湧き上がり、みんなで「がおー!」と大きな声で大騒ぎ!
たき火が上手く完成して喜びや大きな炎を見て出てきたワクワクで心が盛り上がったのでしょうか?炎を囲んで大盛り上がりでとても楽しそうです。

そして薪が燃え尽き、炎が弱まるにつれて少しづつ盛り上がりは落ち着き、祭りの後の静けさや名残のような雰囲気に変わっていきます。楽しいことが終わった後はしんみりと、じわじわと心の中に残っていく様子はルラルさんたちがたき火を本当に楽しんでいたことが伝わってきます。
イベントとして、たき火を目一杯、楽しみつくす様子が楽しい絵本です。

ラスト、ルラルさんがたき火を本気で楽しみ、目的の料理の火加減を見るということを忘れていた姿はなんともルラルさんらしく、クスリと笑ってしまいます。

本の情報

『ルラルさんのたきび』
いとう ひろし 作
出版社:ポプラ社
発行:2023.10
対象年齢:4歳から
読み聞かせ時間:3.5分
ISBN:978-4-591-17921-5

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