『おばけのめをみて おとうとうさぎ!』

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内容紹介

とても怖がりで、優しい心を持った末っ子ウサギのおはなし。

おとぎのもりに暮らす6匹のウサギの家族。ある日、お母さんウサギからブルーベリーを取ってくるように頼まれたおとうとうさぎは、途中で蝶々に気を取られて森の怖いところに迷い込んでしまいます。
そこで出会ったのは黒服のトムテ(小人)。彼に帰り道を案内してもらっていると、なんととても大きなオバケに出会います。果たして、おとうとうさぎは無事に家に帰れるのでしょうか?
不思議なおとぎの世界観が素敵な、小さく怖がりなウサギのおはなしです。

おすすめポイント

『おとうとうさぎ』シリーズの第1作目です。このシリーズのおすすめポイントは、なんと言ってもこのおとぎ話のような世界観です。
昔から伝わる童話や妖精の伝承を感じさせるような不思議な世界で、絵をよく見ると、カードゲームに興じる虫たちやバイオリンを弾くチョウチョなど、物語には直接関係しないけれど、それぞれが別の生活を送っている様子が描かれており、見ているだけでも飽きません。
おはなしも、個性豊かな登場人物たちも魅力的で例えば、お母さんに頼まれたお使いの途中、おとうとうさぎが森の暗くて怖い場所に迷い込んでしまいます。

怖い森の中で出会うトムテは、口は悪く、怒っているように見えますが、実はしっかりとおとうとうさぎを助けてくれます。道案内をしてくれたり、「オバケの目を見て」とアドバイスをくれたりと、まるで昔ながらの頑固な親父のように、トムテの優しさが感じられます。
物語の後半、おとうとうさぎがオバケと出会う場面では、おとうとうさぎはトムテのアドバイスから、オバケの目をじっと見つめてみると、オバケが泣いていること、オバケがひとりぼっちで寂しがっていることに気がつきます。
例え見た目が怖くても中身も怖いとは限らない。相手の気持ちを理解し、思いやる心の大切さを教えてくれます。
そして、最後の展開は…ぜひ、ご自身の目でお確かめください!

本の情報

『おばけのめをみて おとうとうさぎ!』
ヨンナ・ビョルンシェーナ 文・絵 / 菱木 昇子 訳
出版社:クレヨンハウス
発行:2008.8
対象年齢:3歳から
読み聞かせ時間:8分
ISBN:978-4-86101-112-2
種類:物語絵本
シリーズ:『おとうとうさぎ』シリーズ

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