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内容紹介
野ネズミのぐりとぐらが砂浜で遊んでいると、海から1本のブドウ酒の瓶が流れついてきます。瓶の中をのぞいてみると、なんと手紙と地図、そして浮き輪が入っていました。
手紙には「しんじゅとうだい」に来てほしいと書かれています。
2匹はさっそく、手紙に書かれた場所を目指し、浮き輪を使いながら海へ出発します!
海で出会う新しい友だちや見たことのない泳ぎ方など、夏にピッタリ!心躍る海へ出かけるおはなしです。
おすすめポイント
この絵本の魅力は、ワクワクとするような“冒険心”をくすぐる展開。瓶の中から出てきた手紙と地図は、まるで宝探しのようで、読者もぐりとぐらと一緒に、ページをめくるたびに物語の中へと引き込まれていきます。
海で出会う新しい友だちとの交流も見どころで、一緒にユニークな「くらげおよぎ」や「くじらおよぎ」、そして「うみぼうずおよぎ」など、子どもたちの想像力を刺激する泳ぎ方がたくさん登場し、独特な擬音(オノマトペ)でおなじみの、リズミカルな語り口で声に出して読むのも楽しくなります。
大きく描かれた海や砂浜、それに夏を感じさせるものがページ内にちりばめられており、見ているだけで気分は夏の海に来ているようです。
夏の季節感もたっぷりで、海の楽しさがたくさん詰まったおはなしです。
自宅にいながら、ぐりとぐらと一緒に海を旅するような気分を味わえる、夏におすすめの1冊です。
本の情報
『ぐりとぐらのかいすいよく』
中川 李枝子 作 ／ 山脇 百合子 絵
出版社:福音館書店
発行:1977.4
対象年齢:4歳から
読み聞かせ時間:6.5分
ISBN:978-4-8340-0528-8
種類:物語絵本
シリーズ:『ぐりとぐら』シリーズ
