『ぼくにげちゃうよ』

本ページはプロモーションが含まれています

内容紹介

ある日、家を出てどこかへ行ってみたくなった子ウサギ。「ぼく にげちゃうよ」と魚になったり背の高い山の上の岩になるなど、様々なものに変身して「逃げる」と言うと、お母さんウサギは漁師や登山家になって「おまえがにげたら おいかけますよ」と優しく子ウサギの坊やに伝えます。
可愛い我が子を包み込むような子どもと母の愛情が伝わってくるロングセラーの絵本です。

おすすめポイント

優しい子どもとお母さんの会話が特徴的なウサギの親子のおはなしです。
子どもは様々な生き物や物になってお母さんから逃げると言いますが、お母さんはそれを怒ったり否定せずに「そばにいるよ」と伝えるように答えます。
その優しい会話の掛け合いから、とてもほのぼのとした雰囲気が感じられ温かい気持ちになります。
子どもの好きな繰り返しの文章で優しく「にげちゃうよ」「おいかけますよ」といったシンプルな掛け合いながらも、子どもの「色々な場所を見て回りたい」といった周りの世界が見えるようになり、心から湧き上がってくるとめどない好奇心と、お母さんの「子どもの成長を喜ぶ」嬉しい気持ちや「自分の離れた場所で子どもが成長していく嬉しさと少しの寂しさ」といった感情が伝わってきます。
絵も子どもとお母さんの掛け合い1つにつきそれぞれ見開きいっぱいに描かれたカラーの絵がとても可愛らしく、どの絵もお母さんウサギが子ウサギを追いかけている様子を見ることができます。
おはなしを聞く子どもたちにも、それを優しく見守るお母さんやお父さんにもおすすめできる絵本です。
読み終わったあと、心がホッコリと温かくなることでしょう。

本の情報

『ぼくにげちゃうよ』
マーガレット・W・ブラウン 作 / クレメント・ハード 絵 / 岩田 みみ 訳
出版社:ほるぷ出版
発行:1976
対象年齢:2歳から
読み聞かせ時間:4分
ISBN:978-4-593-50026-0
種類:物語絵本

Follow me!

  • X
PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました