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内容紹介
アランの自慢は「こわーい」歯!でもその歯には秘密が・・・
ワニのアランはジャングルで暮らす「こわーい」ワニ。毎日、自慢の大きな歯を1本ずつ丁寧に磨き上げ、ジャングルの動物たちを怖がらせるのが日課です。
しかし、アランには誰にも言えない大きな秘密がありました。
「自分の見た目と自分らしさ」「怖いことは悪いことか」など様々なことを、おはなしを聞いた人に優しく問いかけるような1冊です。
おすすめポイント
鋭く輝く歯が怖く、ジャングルの動物たちから怖がられているワニのアラン。
子どもたちにとっても「怖いもの」や「強いもの」は時に憧れになったりもします。
この物語に登場するアランも怖い外見を持っていますが、本当に心の中まで怖く、悪いワニなのでしょうか?
この物語では「こわーい」アランは途中、ある出来事がきっかけで「こわーい」イメージを失ってしまいます。
アランが自分の「こわーい」イメージを失ったあと、動物たちとの新しい関係性を築いていく過程は、子どもたちに「自分らしさ」や「他者との関わり」について考えるきっかけをくれます。
このおはなしを読み終えたあと、子どもたちが「見た目」への印象や「怖い=悪い」という思い込みを優しくほぐしてくれるおはなしです。
また怖さと安心感のバランスが絶妙で、物語の終わり方も「ほっ」と安心できるため、笑顔で読み終えることができます。
絵も色彩豊かでポップな絵で可愛らしく楽しませてくれ、アランの表情やジャングルの動物たちの動きなども生き生きと描かれているため、スムーズに絵本の世界へ入り込んでいくことができ、怖がりな子どもにも楽しく読み聞かせることができます。
読み終えたあとも「そんな気持ち、自分にもあるかも?」など、自然に子どもたちとの会話へ繋げやすく、子どもたちと心のやり取りができることもおすすめポイントです。
見た目で判断することのこわさや、自分らしさを受け入れる大切さを教えてくれる、心温まる絵本です。
本の情報
『アランの歯はでっかいぞ こわーいぞ』
ジャーヴィス 作 / 青山 南 訳
出版社:BL出版
発行:2016.5
対象年齢:5歳から
ISBN:978-4-7764-0762-1
種類:物語絵本