すてきな三にんぐみ

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内容紹介

暗い夜に浮かび上がる、黒くて高い三つの帽子。三つの怖~い脅し道具を持った三人組の泥棒のお出ましです。三人はある日、いつも通り道を走る馬車を襲いますが、馬車の中には一人の女の子がいただけ。女の子はみなしごで「そのまま馬車で行くよりは、泥棒たちと一緒にいた方が楽しそう」と泥棒たちについて行って・・・
読んだ後に心が温かくなる、三人の泥棒たちのおはなしです。

おすすめポイント

トミー・アンゲラーの名作絵本です。
無表情で淡々と泥棒をしていた三人でしたが、盗むことが目的で、盗んだ宝物の使い道を考えていないことに一人の女の子と出会い、気が付きます。
泥棒は勿論悪いことですが、ふとした会話から自分たちの盗んだお金や宝物の使い道を考え、その女の子や他の恵まれないたくさんの子どもたちを救い・助けるためにお金や宝物を使っていきます。
三人の泥棒にセリフはほぼありませんが、お互いを見合うなど表情から心情の変化が感じられ、物語が進むにつれて、まさに「すてきな三にんぐみ」になっていくまでが優しく描かれている素敵なおはなしです。

本の情報

『すてきな三にんぐみ』
トミー・アンゲラー 作 / 今江 祥智 訳
出版社:偕成社
対象年齢:4歳~
ISBN:978-4-03327-020-3
読み聞かせ時間:4分半

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