『ひとあし ひとあし』

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内容紹介

小さなシャクトリムシはある日、腹ペコのコマドリに食べられそうになります。
しかしシャクトリムシは「僕は長さを測るんだ。とても便利だから食べないで」と言い、コマドリの尾の長さを測ります。シャクトリムシに尾の長さを測ってもらい、気を良くしたコマドリは他の長さを測って欲しそうな鳥たちの元へ彼を連れて飛んでいきます。
フラミンゴの首やオオハシのクチバシの長さ、サギの足など様々なものを測っていましたが、ある朝であったナイチンゲールに「私の歌の長さを測って」と頼まれて・・・
シャクトリムシが食べられないように機転を利かせて立ち回る姿が印象的な絵本です。

おすすめポイント

『スイミー』や『フレデリック』でお馴染み レオ=レオニさんの絵本です。

この物語の主人公は、鳥が天敵であるシャクトリムシです。
彼は自分の特徴である尺(長さ)を測ることで鳥たちから食べられるのを避けていきます。

ですがある時、シャクトリムシがナイチンゲール(サヨナキドリ)に「自慢の歌の長さを測って、でないとお前を明日の朝ご飯にするぞ」と無理難題を言われます。
一見不可能にも思えましたが、シャクトリムシは考え、歌を歌ってもらっている間に他の鳥と同じように測りながら逃げるという手段を使うことで、ナイチンゲールから無事に逃げることに成功します。
窮地から脱する姿は見ていて感心させられ、考え方次第ではどんな無理難題からも良い結果を得ることも不可能ではないと教えてくれます。

本の情報

『ひとあしひとあし なんでもはかれる しゃくとりむしのはなし』
レオ=レオニ 作 / 谷川 俊太郎 訳
出版社:好学社
対象年齢:3歳から
ISBN:978-4-7690-2006-6
読み聞かせ時間:3分

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