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内容紹介
鬼の嫁として山の上の鬼の家に連れていかれてしまった娘のおふく。おふくは寂しい気持ちを忘れようと朝から晩まで働き続ける生活を過ごしていました。
そんなある春の早朝、連れ去られた時に道に蒔いた菜の花の種が金色の花を咲かせます。おふくはその金の花の道をたどり、なんとか家に逃げかえります。
しかし鬼が そのまま引き下がる訳がありません。おふくを追って、おふくの家の前に現れます。
節分の元となったおはなしです。
おすすめポイント
このおはなしは、鬼のおはなしの中では珍しく鬼が少し可哀そうなおはなしになっています。
「鬼」と言うと怖いイメージが強いですが、この絵本の いもと ようこさんの絵から鬼の怖さはあまり感じられず、親しみやすい絵柄なため鬼や怪獣など怖い絵本が苦手な子どもにも読み聞かせをしやすいです。
炒り豆を土に蒔いて今か今かと芽が出てくるのを待っている鬼について子どもの意見を聞いたり、話してみるのもいいかもしれません。
鬼を取り扱った絵本は多いですが、節分という行事の起源に触れることができる絵本の中でも、親しみやすい絵柄で読むことができる絵本です。
本の情報
『おにはそと!ふくはうち!』
いもと ようこ 文・絵
出版社:金の星社
対象年齢:3歳~
読み聞かせ時間:6.5分
ISBN:978-4-323-03734-9