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内容紹介
輝くキレイな頭の皿が自慢のカッパのカッパーノは町の人気者でした。ですがある日、手癖の悪いカラスに自慢の皿を盗まれれしまい、町の他のカッパたちからの評価は一変。「頭の上に皿が無いなんてカッパじゃない」「みっともない」など散々な言われよう。カッパーノは皿の代わりにバケツやネコ、リンゴなど乗せてみますが、どれもしっくりきません。カッパーノは皿を盗んだカラスを探しに旅立ちます。自分のアイデンティティを取り戻すために奮闘するカッパの絵本です。
おすすめポイント
主人公のカッパーノがイケメンです。ですが表情が豊かなため、表情からカッパーノの気持ちを読み取りやすく、子どもも感情移入しながら読みやすいです。
また、各地で皿を探しているシーンでは、各シーンに「悪い顔をした盗人のカラス」と「キラキラ輝くカッパーノの皿」の探し絵を楽しむことができます。
おはなし後半に自慢の皿が割れてしまい、気の毒に思ったおじさんから貰ったピカピカに磨き上げられたフライパンを頭の上に乗せて帰ったカッパーノが新しい自分に満足している描写や、その姿を見た町のカッパたちも、各々思うものを頭に乗せるようになったシーンでは、自然に新しいものを取り入れる大切さや心の広さを感じることができます。
カラスに頭のフライパンを再度狙われても、しっかりと盗難を防いでいるカッパーノの成長も見ものです♪
📚本の情報
『カッパーノ』
森くま堂 文 / いわさき さとこ 絵
出版社:BL出版
対象年齢:3歳~
ISBN:978-4-7764-1072-0