『オオカミと石のスープ』

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内容紹介

ある寒い冬の日の事。オオカミがメンドリの家にやってきて言いました。
「温まらせてくれたら石のスープをご馳走しますよ。」
石のスープがどんなスープか気になったメンドリはオオカミを家の中にいれてしまいます。
オオカミは早速、持っていた袋の中から石を取り出し、鍋に入れてスープ作りを始めますが、そこへオオカミがメンドリの家に入ったのを心配して、村の動物たちが次々にやってきて・・・
読むと温かい飲み物が飲みたくなる、寒い冬にピッタリの不思議な雰囲気のオオカミが作る石のスープのおはなしです。

おすすめポイント

オオカミとメンドリ、そしてその村の動物たちのおはなしです。
メンドリを心配して次々にやってくる動物たちが石のスープの話を聞く度に「これも入れたらスープがよりおいしくなるよ」と持ち寄ってくる姿は仲の良いご近所付き合いという雰囲気で、見ていて温かい気持ちになります。
家の中に村の動物たちが増え、家の中が楽しくワイワイと盛り上がるにつれ、読み取りづらいオオカミの表情もよく見てみると、引きつっているようにもイラついているようにも見え、読み手・聞き手によって様々な受け取り方ができる絵本です。
ラストの1文でオオカミが持っていたものから、みなさんはどう感じ・受け取るのでしょうか?
子どもだけでなく、大人も一緒に読んで楽しめる絵本です。

本の情報

『オオカミと石のスープ』
アナイス・ヴォージュラード 作・絵 / 平岡 敦 訳
出版社:徳間書店
対象年齢:4歳~
ISBN:978-4-19-861316-7
読み聞かせ時間:8分

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