ちいさなしまの だいもんだい

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内容紹介

昔あるところにヒツジやウマ、ブタ、アヒル、ガチョウなど色々な種類の動物たちが一緒に暮らす”どうぶつむら”がありました。ある日ガチョウとアヒルの住む、村のはずれの小さな島に住んでいたガチョウたちは「いつもヒツジやブタたちは、僕たちの島に入ってきては美味しい果物を全部持って行ってしまう」「いつか僕たちはこの島から追い出されてしまうのではないか?」と会議を開き、アヒルたちの反対を押し切って島に架かる唯一の橋を外して他の動物たちとの交流を断ってしまいました。果たしてガチョウたちの生活はどう変わっていくのでしょうか?
不満や思いやりの足りなさから起きるすれ違いと協力して生活することの大切さについて知れる絵本です。

おすすめポイント

1羽の声の大きいガチョウの文句がドンドン膨れあがり、しまいには今まで一緒に暮らしていた他の動物たちと一緒に生活することをやめてしまったガチョウたち。そのせいで自分たちでできることにも限度があり、完全に思い通りに行くことは無いと気がつくも、その頃にはもう元の生活に戻ることが難しくなってしまいます。社会生活でもよくあるすれ違いや勘違いからの決別の後で、冷静になって考えてみると決して決別するほど悪いことじゃなかったと気がつく、教訓のような絵本です。
多少の揉め事が起きることも、意思疎通や日々の生活が完ぺきではないことも、違う生き物どうしが一緒に暮らすのだから当たり前で、それでもお互いを尊重しつつ助け合いながら生きることの大切さを知ることができる、幼稚園や小学校に上がり集団生活に触れる前や、社会と少しづつ関わりを持ち、相手の事を思いやる必要が出てくる小学校中学年の子どもに是非読んでもらいたい1冊です。

📚本の情報

『ちいさなしまの だいもんだい』
スムリティ・プラサーダム・ホールズ 文 / ロバート・スターリング 絵 / なかがわ ちひろ 訳
出版社:光村教育図書
対象年齢:3歳~
ISBN:978-4-8957-2258-2

 


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