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内容紹介
レミが外に遊びに出ようとドアを開けると外は雨で、レミは「ついていないなぁ」と思いました。
自分の傘が壊れていたので、ママがピンクの傘を出してくれましたが、レミはピンクの傘が気に入らず、雨の中町に飛び出しました。
『もう雨なんて大嫌いだ!』
すると、とあるお店の中からを声を掛けられました。
「雨お嫌いですか?それならお1つ、傘はいかがですか?」
声に誘われ、レミはドアを開けて店内に入ってみると、そこは色とりどりの傘が所狭しと並ぶカサ屋さんでした。
声の主であるカサ屋のネコに様々な色の傘を勧められ、レミが傘を開くたびに、その傘と同じ色の美しい景色に包まれます。
雨の日の不思議なカサ屋さんから始まるワクワクのファンタジー絵本です。
おすすめポイント
このおはなしは、最初はネコと一緒に傘を開くたびに広がるカラフルな世界にワクワクする微笑ましい傘の話と思わせますが、途中からネコが実は悪いネコでカサ屋に封印されていたところを主人公のレミが封印を解いてしまい、カサ屋の本来の店主である おじさんとともにネコを封印するために奮闘するドキドキのファンタジーになっていきます。
また、傘職人のおじさんが雨の雫から傘を作るシーンはとても美しく描かれており、雨の中で広がり写る景色もとてもキレイです。
雨の日が好きでない人や嫌いな人にも共感できる内容で、色を楽しみながら登場人物の心情や感情の変化を感じることができます。
読み終わった後は、自分にピッタリの傘を見つけて、その傘を持って雨の日に出かけてみたくなるような、ワクワクするおはなしです。
📚本の情報
『ふしぎなかさやさん』
たなか 鮎子 作
出版社:講談社
対象年齢:3歳~
ISBN:978-4-06-527668-6